2009年4月27日月曜日

エブリデイイングリッシュ

 英語の聞き取りは苦手である(というより、日本語の聞き取りもおぼつかないこの頃であるが)。英語のニュースなど聞いていても、聞き取れないところがある。当然、生まれてから中学校になるまでほぼ日本語オンリーで育っているので、立派な日本語耳である。RとLやNとNGの区別なぞ自然にはできない。

 この日本語耳でも英語耳になるのだろうか、という疑問があるわけだが、今日、Yahooニュースを見ていたらいつの間にやらエブリディイングリッシュという教材があることを知った。紹介ページには視聴ページもあり、それを試したところ、なるほど、まんざら悪い教材でもないような気がした。

 視聴をしたのみであるが、中身はこうである。日常会話から英字新聞まで英語と日本語が吹き込まれており、そのCDを毎日聞き流しをしているだけでできるようになるという謳い文句である。この教材の面白いところは、ナチュラルスピードのの42.854%アップのスピードで英文と日本語を聞き、その後、ナチュラルスピードで同じ内容のものを聞くと、非常に英語がゆっくり聞こえる、というものである。確かに、約1.5倍になった英文はキュルキュルとしか聞こえないが、その後に聞く英文は一語一語がはっきりと聞こえるではないか。

 これは減速効果と呼ぶべきか、高速道路を走ってから一般道に入るとかなりゆっくり感じるのと同じ効果である。しかし、検証すべきは、聞く順番である。42.854%アップの英文と日本語、そして、普通の速度の英文と日本語と流れるわけだが、42.854%アップの日本語は当然聞き取れている。つまり、英語で言っている意味がわかるわけだ。その後に、英文を普通の速度で聞いたときには、何を言うのかがわかっているので、聞き取りやすくなった、という可能性も捨てきれない。

 当然、意味のわかっている英文は聞き取りやすい、というのはこれまで何度も経験している。一度、日本語抜きで、早回し英語・普通の英語の順で聞いて、日本語の助けなしで聞き取れるか試してみたい。もちろん、この場合でも、2回目であるということから聞き取れる可能性はあるのだが、自分の経験では、1度聞き取れないものは2度目も聞き取れないことが多いから、42.854%からの減速効果があるのかないのか確かめる上では大きな障害要因にはならない気がする。

 ただ、語学学習において、ゆっくりな速度ではじめから聞くのに慣れてしまっていると、ナチュラルスピードの会話を聞き取ることが難しいというのは自明だろう。事実、まったく違う言語を、実地で学んだことがあるが、相手はまったく手加減せず、めちゃくちゃ早口でまくし立てられるという状況を1ヶ月続けた結果、たいていの発話はほとんど聞き取れるようになっていた。きっと英語もそんな風に中学生のときから早いのを聞きまくっていればもっと耳ができていたのかもしれない。え?いまからでも遅くない?エブリディイングリッシュをやれば。。。(はてさて)

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